丹波山村に注目

ノマド投資家 小泉雅史です。山梨県の北東部、2000メートルを超える険しい山々に囲まれた小さな村が丹波山村。奥多摩湖の少し先、八王子ICから車で90分くらいです。

人口はわずか600人ほどの村なので、正直、こんな山奥に何があるのか?と全く期待せずにふらっと立ち寄ってみましたが、この丹波山がアツかった。

玄関口となる「道の駅たばやま」は連日大盛況

なんと日に500台〜600台の車が訪れるそうです。1台あたり3人の乗客がいたとして、1500人〜1800人ぐらいの来客があるわけです。人口わずか600人の小さな村にですよ。驚きました。

この村、特に観光名所となる自然や文化遺産があるわけではありません。むしろ、何の特徴も無い、ただの山間部の小さな村。にもかかわらず、これだけの人が押し寄せている事実。

理由は主に3つ

1. 全体的にセンスが良い

田舎にありがちなダサイ道の駅ではなく、都会的センスでおしゃれに作られています。ローカルキャラのタバスキー(たばやま好き)もさりげなく可愛いく、地域ブランド創りに貢献。オリジナル商品の物販も積極的です。

独自地域マガジンを発行したりと地元の良さを伝える努力もしており、また来たくなる雰囲気。実際、多くの客はリピーターです。

2. 居心地の良い温泉露天風呂がある

ちょっとしたリゾートにありそうな落ち着ける綺麗な露天風呂が旅の疲れを癒してくれます。多摩川の源流のほとりにある温泉露天風呂は丹波山を一望でき、ゆっくりとくつろげます。一日中滞在したくなるクオリティです。(実際、滞在してしまいました)このお風呂もリピーター作りに大きく貢献。

3. 地元民主体で運営されている

最初は、東京のコンサルタントか何かがプロデュースしたのだろうと思っていました。しかし、よくよく聞いてみると全部地元の人たちでやっているそうです。

こんなセンスが良い人が田舎にいるのかと驚きましたが、中心となっている社長が各地で学んだことをどんどん取り入れて、十数年前から着実に拡大させているそう。

結果、道の駅の集客波及効果で村の観光施設や寂れた民宿の稼働率も上がっているそうです。

何の特徴も無い山間部の小さな村でも上手くやれば、これだけの人を呼べることが本当に勉強になりました。地域再生のモデルケースのひとつです。

やっていることは、露天風呂を作ったり、地域キャラクターやブランド商品を開発したりと、どれもオーソドックスなことばかりですが、地元起業家リードのもと、地元の人たちが「都会的センス」で「自主運営」できていることが成功の秘訣だと思います。

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