バークシャー・ハサウェイ50年の軌跡が分かるチャート

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ノマド投資家 小泉雅史です。バークシャー・ハサウェイ50周年記念株主総会で購入した「CELEBRATING 50 YEARS OF A PROFITABLE PARTNERSHIP」という本に、1965年~2014年までの50年間のバークシャーの企業買収と株価の軌跡を記した素晴らしいチャートがありました。これを見ると、バークシャーがいつどのような企業を何件買収して、株価がどのように推移したのか一目で分かります。

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このチャートから分かることは、買収した企業からの事業キャッシュフローによる「複利効果」の凄さです。バフェットによると、実際は前半25年間の方がバークシャー株価の年平均リターンは高かったそうですが、後半25年間は積み上がる事業キャッシュフローによる複利効果で株価はうなぎ上りに上昇しています。そして、巨額の事業キャッシュフローを活用した企業買収も後半の25年に集中しています。まさに、増加するキャッシュフローを数々の企業買収に再投資することで、さらにそれら企業からのキャッシュフローが雪だるま式に拡大した結果なのです。

 

データによると、バフェットが1965年にバークシャー・ハサウェイの経営権を握ってから2015年現在までの約50年間に、S&P 500の上昇率が約14,000%(140倍)だったのに対し、バークシャー・ハサウェイの株価は約200万%(20000倍)という驚愕の上昇だったそうです。複利計算で毎年約21%のリターンを40年以上に亘って出し続けたとのこと。素晴らしいの一言です。

 

ちなみに、バークシャー株にはA株と、A株の1500分の1の価値を持つB株がありますが、チャートはA株の価格推移を表しており、2015年5月の株価は1株218,280ドル(2619万円)で取引されています。バークシャー自体の2014年12月度決算は、売上高194億ドル(23.2兆円)、純利益20億ドル(2.4兆円)、手持ち現金61億ドル(7.4兆円)、企業の時価総額356億ドル(42.7兆円)です。2014年フォーチュン500では4位にランキングされており、米国を代表する大企業です。ちなみにAppleは5位でした。本当に凄い会社ですね。

 

バフェットが経営権を握った1965年当時、バークシャー・ハサウェイのコア事業は紡績工場だったのですが、その後バフェットは、事業の余剰キャッシュフローを損害保険会社を含む、様々な企業への再投資・買収に振り向け、事業の多角化を図ることで、1985年にはとうとう生業であった紡績事業からは撤退し、現在の巨大コングロマリットに会社を成長させました。

 

その成功要因を分析すると主に3つの業務機能において優位性があったことが分かります。そして、それら3つの優れた機能が連動するバークシャー・システムによって、バフェット率いるバークシャーは数々の事業投資・企業買収を成功させ、現在の規模まで企業を拡大させて行ったのです。

バークシャーシステムの3つの優れた機能は、

1. 保険料フロートによる低コストでの資本調達
2. 企業の本質的価値を下回る価格で投資するバリュー投資手法
3. 買収した子会社の事業管理方法

各々の優位性については、次回の記事で書いてみたいと思います。

 

ちなみに今回バークシャーシステムを分析・理解してみると、現在私が行っている不動産投資と基本的には同じ投資方法であることが分かりました。本質的価値より安く賃貸用不動産物件を買収し、長期保有・管理する中で生まれる余剰キャッシュフローを、さらに新規の物件買収に再投資してきました。一つひとつの物件買収を成功させることで、その後の事業キャッシュフローは「複利効果」で、どんどん積み上がって行きます。

 

但し、大きく異なる点は、バフェットは不動産ではなく、企業買収を行ってきたことです。簡単に言うと投資対象の違いですが、詳細を見ると、この違いは投資のダイナミズムにおいて大きく異なることが分かりました。この違いについても次回詳しく書きたいと思いますが、簡単に述べると、不動産は部屋数・家賃の上限があるため、物件当たりの売上・利益にも自ずと限界があります。

 

一方、企業には売上・利益の上限が無いことです。分かりやすい例で言うと、賃貸用不動産を複数投資・保有する「不動産会社」は物件を購入し続けることで企業の売上・利益を無限に拡大させることが出来ます。つまり、投資において、不動産は物件当たりの投資利回りは限度がありますが、企業投資においては、そのマネジメント次第で売上・利益を大きく増加させ、当初の投資利回りを大きく上ブレさせることが可能です。

 

これが、企業投資のダイナミズムであり、不動産投資より規模拡大の上で、優位性があることが良く分かりました。今後は、私自身も企業投資にも活動範囲を広げて行きたいと考えています。

 

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