ウォーレン・バフェットが経営するバークシャー・ハサウェイ50周年記念株主総会に出席!②

ノマド投資家 小泉雅史です。今回は、2015年5月2日に開催されたバークシャー・ハサウェイの50周年記念株主総会についてレポートします。今年はウォーレン・バフェットがバークシャーの経営権を握ってから、ちょうど50周年に当たる記念すべき総会でした。ちなみに、会場で全く日本人に会わなかったので、今回出席した日本人はかなり少数だったと思われます。ということは、とても貴重な体験をした数少ない日本人ということになりますね。

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じつは今回の総会では、バフェットを間近で見るという大変貴重な体験を数回しました。これは本当にラッキーな出来事で、日本人でもかなりレアな経験だと思います。この件についてもレポートに加えたいと思います。

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まず最初のバフェット遭遇体験ですが、なんとバフェットが自宅から車で出て来る瞬間に偶然にも居合わせたことです。ヒューストン、シカゴから参加の友人たちと合流後、再度バフェットの自宅を見学した際、突然ガレージの扉が開き、一台の車が出てきました。もしかして、バフェット?と目の前の車を覗き込むと、なんとバフェット本人が乗っているではありませんか!驚きと感動です。本当にこの自宅に住んでいるのですね。数分遅く来たら会えなかったわけですから本当にラッキーでした。

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さて、総会関連のイベントは5月1日の前夜祭から始まりました。自宅前でバフェットを目撃後、18:00からバークシャー子会社の宝石店Borsheimsで開かれたレセプション・カクテルパーティーに参加。世界中から集まった株主がドレスアップして出席しており、生バンドとお酒、フードにダンス、株主同士で談笑と、とても楽しい雰囲気のパーティーでした。企業の株主総会関連なのでもっとお堅いイメージを想像していましたが、軽く裏切られました。参加者の年齢は幅広く、まさに老若男女が参加している様は少々驚きです。この人たちは皆、バフェットのバリュー投資を理解しているのか?たぶんそうなのでしょうけど、米国の株式投資に対する裾野の広さを感じずにはいられませんでした。

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そして翌日5月2日の総会当日は7:00が開場です。例年長蛇の列とのことなので、私たちは朝5時から開場待ちすることに。ところが、会場に行ってみるとすでに沢山の人が並んでいました。最前列の人は寝袋持参です。もしかしてドア前で一夜を明かしたのかも。そして、開場に先立ち突然演奏者によるパレードが始まりました。その後パレードの後方から一台の車が・・・なんとバフェットが乗った車です。前日同様目前を車が通過しました。2回目の至近遭遇です!

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興奮冷めやらぬ間に会場の扉が開き、いよいよ会場内に猛ダッシュ。みんな一斉に走り出します。紳士であると評判のバークシャー株主もこの時ばかりは我先にと競争です。我々も負けてはいられません。何といっても日本から遥々やってきたのです。ところが、会場内に着いたときは、すでに1階席は全て取られており、かろうじて後方斜面の席を確保できたレベル。朝5時から並んでもこんな状態です。ちなみに1階ステージ正面の席に座っていた男性に尋ねると午前3時から並んだそうです。出席株主総数は3万人以上とのこと。次回参加の皆さまは並ぶ時間には十分お気をつけください。

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そして、8:30から恒例のアニュアルミーティング・ムービーが始まりました。これはバフェットも出演するパロディ映画で主に子会社の紹介です。結構面白く、会場も笑いや拍手で盛り上がります。

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9:30からいよいよミーティングが始まりました。毎年同じだそうですが、株主からの質問にステージに座っているバフェットとマンガーがどんどん回答していきます。質問内容は、バークシャーの経営に関することから、マクロ経済や投資に関する考え方など、多岐に亘ります。

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12:00のランチタイムを挟み、13:00から再開。なんと15:45の総会決議までQ&Aは続きました。詳しい質問内容は割愛しますが、様々な国から出席した株主の質問に丁寧にユーモアを交えて回答する2人の姿が印象的でした。ちなみに、この総会は「投資家のウッドストック」と言われているそうで、全米からアセットマネジメント分野のスマートピープルが大集結します。実際、私は知りませんでしたが、複数の有名なアセットマネジャーが我々の席のすぐ近くに座っていたようです。普段閑散としたオマハが全米で最も熱い街に変貌する日なのです。そして、バフェットは株主に対し、毎年総会を通じて彼の投資に関する考え方を直接伝授しているのです。

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しかし、バフェットは今年84歳、マンガーは91歳だそう。この年齢でも、現役として巨大な投資案件をバンバン決断して、何時間もぶっ通しで株主の質問に回答し続けるエネルギーに正直驚かされました。彼らからすれば、我々なんかまだまだ若者です。

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総会開催中、別会場ではバークシャー子会社の展示会も開催されています。株主は子会社の商品・サービスを優待価格で買えたりします。この総会での売上が年間売上の結構な割合を占めている会社もありそう。本当に沢山の株主が楽しそうにショッピングしていました。こんなに経営者と株主が一体となっている会社は珍しいですね。IRのモデルケースではないでしょうか。

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そして、展示会場で投資先子会社を一覧すると、アニュアルレポートを読んだだけでは分かり難い投資会社としてのバークシャーの歴史を実感することができました。正直、業種・規模も多岐に亘っています。小さい子会社は従業員十数名なんて会社もありました。有名どころでは、Coca Cola、IBM、AMEX、See’s CANDIESなど。これらは、安定した事業キャッシュフローに投資していくバフェット流バリュー投資の結果の姿なのですね。子会社のCEOが自ら株主に会社の説明をしていたりして、本当に勉強になりました。

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ようやく株主Q&Aも終了。15:45から総会決議を経て、総会は無事終了しました。17:30からは子会社Nebraska Funiture Martでの後夜祭です。ここでも多くの参加者が長蛇の列を作っていました。

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そしてなんと、翌日5月3日には株主参加の早朝5キロマラソンも開催されました。今度は株主一丸となってランニングです。みんなバークシャーの株主であることを心から楽しんでいる様子。これが、バフェットが日ごろから言及している「バークシャー・ハサウェイは株式会社の体を成したパートナーシップである」ということなのだと実感しました。

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バフェットはバークシャーのオーナー経営者・GPであり、株主はLPである。そして、パートナーとして株主と同じベクトルで経営し続けるからこそ株主との強固な信頼関係が築けており、それがこのような株主総会を開催できている秘訣なのだと痛感しました。昨今日本でもコーポレートガバナンスについて盛んに議論されていますが、アメリカの先進事例としてバフェットとバークシャーから学ぶことが沢山あるはずです。

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さて、次回はバフェットに間近で遭遇した体験、第3弾についてお伝えします。なんと驚くべき出来事が起きました。それではお楽しみに!

 

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