じつは、フィリピンに不動産視察に行く前に、ニュージーランドのオークランドで不動産を見てきました。そのレポートをまだまとめていなかったので、今回から書いてみたいと思います。ノマドライフ目指す場合、オークランドはどうなのか?不動産投資としてはどのような機会があるのか?
まず、ニュージーランド自体が日本人にはあまりなじみが無いと思いますので、最初にどんな国なのか、簡単にまとめてみたいと思います。
南半球に位置するニュージーランドは面積が268,680 km²と日本の約4分の3程度の広さの国です。北島と南島、およびスチューワート島などの島から成っています。北島(ノースアイランド)には首都ウェリントンがあり、政府機関は北島に集中しています。そして、ニュージーランド最大の都市オークランドも北島にあります。
オークランドはニュージーランドの商業および経済の中心地です。オークランド自体は、オークランド市、マヌカウ市、ワイタケレ市、ノースショア市の4市から構成されており、以外にも年間降水日が100日以上と雨の多い都市だそうです。一方、南島(サウスアイランド)の中心都市は震災で日本でも報道されたクライストチャーチです。基本的には南島は自然が豊富で島の中央には「南半球のアルプス山脈」と呼ばれる南アルプス山脈がそびえています。最高峰は3,754m のクック山だそうです。
ニュージーランドの人口はたった約450万人程です。その内の約150万人、じつに総人口の3分の1がオークランドに住んでいます。 ニュージーランドの人口構成は、白人67.6%、マオリ系14.6%、アジア系9.2%、南太平洋諸国系6.9%とのことですが、オークランドは白人55%、アジア系19%、南太平洋諸国 14%、マオリ11%との数字もあり、かなり多様な人種がミックスされた都市となっています。
経済面を見ると、世界銀行のデータでは2013年のGDP成長率は、ニュージーランド2.5%、オーストラリア2.7%、米国1.9%とのことでした。ニュージーランドはあまり資源には恵まれていませんが、牛乳をはじめとする酪農品に対するアジアの消費者需要の増加を追い風に景気拡大ペースが加速しているようです。
ちなみに、ニュージーランドの平均的な住宅価格は過去15年間、毎年平均7.5%ずつ上昇しているとのこと。これは、先進国でありながら政府の積極的な移民受け入れにより継続的に人口が増加しているのが理由です。人口増加が個人消費増加および住宅需要拡大に結び付いている、そんな国がニュージーランドです。
さらに、ニュージーランドは主要先進国の中でも政府債務や財政赤字の水準が相対的に低く、財政の健全性が高い国とのことで、ムーディーズによる信用格付けでは「Aaa」と国際的にも高い信用力を得ているそうです。結果、今後も底堅い経済成長が続くと見込まれていることから、通貨についても長期的にはニュージーランドドル高が期待されています。
人口増加、堅調な経済成長、需要旺盛な不動産市場、長期的には通貨高、と投資対象としての条件が揃っているのがニュージーランド、特にオークランドと言えそうです。
では次回は、具体的な不動産投資について書きたいと思います。
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